等身大の自分を描こう!ワークショップ – 横浜市立名瀬小学校

ART CARAVAN REPORT 01

Dec 07-09 2016


レポートを書いた人:佐野 笑子

東京造形大学大学院在学。
10年前、夢絵コンテストで受賞したことをきっかけに、絵が大好きになり、美術の道へ。
今回のワークショップでは、企画と講師を担当。


 

2016年12月7日と12月9日、アートキャラバンは、横浜市立名瀬小学校へ。
「等身大の自分を描こう!」と題して、アートワークショップを開催しました。

寒い日でしたが、アートでポカポカとあったかくなった2日間でした。

等身大の自分を描こう!ワークショップとは…

あたまのてっぺんから、あしのつまさきまでのイマの自分のカタチを記念に残すものです。
みんなが持ってきた、だいすきなものを5点参考にして描きます。
最後には、みんなの作品をずら~っと並べて鑑賞会をします。

名瀬小学校のみなさん、はじめまして!

12月7日 9時 40分。

今回のワークショップに参加してくれるのは、名瀬小学校の個別級1年生から6年生までの13人。
みなさんとのかけがえのない2日間がスタートです!

まずは、手作りの紙芝居を使って、ワークショップの流れを説明します。
みんな真剣に聞き入ってくれている様子です。イメージがつかめたかな?

さぁ早速、自分よりも大きな紙に好きなポーズで寝っ転がってみましょう!
先生やスタッフがそれぞれ縁取りをどんどんしていきます。

「自分ってこんなに大きかったっけ?」
「このポーズにしたんだ!おもしろいね!」とちらほら声が聞こえてきます。

次はいよいよ描く作業に入ります。

だいすきなものを5こ持参してきてもらったので、それを参考にして真剣に描いていくみなさん。
ゾウさん、野球選手、アイス、スヌーピー、リコーダー…
たくさんの「だいすきなもの」がみなさんの手から生まれてきました。

ここまでで、あっというまに1日目は終了。

スタッフが名瀬小学校を出るとき、みんなが玄関まで送ってくれて、
心がじーんとあったかくなりました。ありがとうございます!

2日目、また会ったね!

1日目の挨拶よりも距離が少し縮まって、自然な笑顔で「おはようございまーす!」

12月7日以降、放課後に描き足した人もいたようで、作品がパワーアップしていました。
教室は何やらエネルギーが満ち溢れています。
外は寒いのに、教室はなんだか熱いぞ…とスタッフの一人はセーターを脱ぐ始末でした。

1日目に引き続き、鑑賞会を始める時間までどんどん描いていくみなさん。
みなさんが、自分よりも大きい紙を、どんどんステキな作品へと変化させていくのを見届けるのは本当に嬉しい!

いよいよみんなで鑑賞会

「等身大の自分」がたくさん並びましたいよいよ鑑賞会の時間になりました!
みんなの「等身大の自分」作品を教室にずら~っと並べていきます。

全てを並べ終えた瞬間は、圧巻的なアートエネルギーがありました。
等身大の自分のカタチの中に、それぞれが大好きなものを大切に描いていて、宝箱のような作品に仕上がっています。

鑑賞会では、みんなのこだわりをちょこっと発表してもらいました。
「へぇ~!」と脱帽してしまうアイデアや、優しさに溢れた素敵なエピソードがたくさん!

たったの2日間でしたが、最高な作品がたくさん生まれました。

大きくなった時に、「こんなに自分は小さかったんだ!」
「このときの自分がだいすきなものはコレだったんだ!」と見返せるような
きっかけとなる作品になると良いなと思います。

名瀬小学校のみなさん、先生、本当にありがとうございました!