こどものみらい応援隊 | 情報科学専門学校

SUPPORTER INTERVIEW

情報科学専門学校 - こどものみらい応援隊

日々、「先端」の技術を学び・伝え、より多くのITスペシャリストを生み出していく

--- 貴校の理念である「先端の技術と確かな資格でITのスペシャリストを目指す」には、どのような思いが込められているのですか。

IT企業に就職したいという明確な思いをもって入学してくる学生が増えています。それだけITは社会に広がっています。しかし、ITは常に進化していくのも事実。その進化に対応する技術力を身に付けないとスペシャリストにはなれません。

当校は専門学校なので、4年制の大学と違い、専門的な技術と社会人としての基礎力を短期間で習得することが必要になります。IT企業に就く学生がITのプロとして第一線で活躍することができるよう、学校として学生に“実践的な能力”を強みにしてほしいという思いがあります。

 

   

--- 変化し続けるITの先端技術を、学生たちはどのように習得しているのでしょうか。

学校内だけでなく、外部とのつながりを大切にしています。岩崎学園グループは地域に根差した学校なので、当校の学生をインターンとして受け入れてくださる地元企業が多数あります。また、第一線で活躍されている企業の方に校内で講義をしていただく機会などもあり、こういった経験によって、学生は新しい情報・技術を習得することができます。

さらに当校では、実習を伴う授業も充実しています。例えばプログラミング。技術書を熟読すればすぐに実装できるかといえば、正直それは難しい。だからこそ、技術書に書いてあることをまずやってみる。最初は失敗して当たり前。しかし、それを繰り返すことで新たな発想が生まれ、プログラミングの技術を習得していけると考えます。例えば当校では、学生が実践的に学べるよう、横浜市西区と連携して実際に地域の情報を発信するアプリの開発を行っています。そこでは、学生がこれまでに学んだことを活用して、どんどんアイデアを出し合い、開発していく。そしてそのアプリが地域に貢献していることを実感できることは、学生たちの大きな成長に繋がります。

 

--- 学生たちと一番近くで関わる教職員の方々が大切にされていることはありますか。

専門学校だから専門性が高い人材がたくさんいればいい…ということではありません。専門性が高くて知識が豊富なことだけでなく、学生に学習意欲を持たせながら、知識や技術を身に付けさせることが教職員の役目です。そのために、学生との信頼関係を築いていくことがとても大切です。

教職員も一人ひとり個性があるので、私は教務部長として、それぞれの良さを引き出していくことを大事にしています。大きな枠組みはこちらで設定し、あとは先生方の自由な発想で取り組んでもらいたいと思っています。その自由な発想は、学生にももってほしい力です。だからこそ、学生に教える立場の教職員がまずは手本となって学生とかかわっています。

 

発想力・アイデアマンがITを進化させる。そんな子どもや学生たちを応援したい。

--- 長年、この夢絵コンテストを支援してくださっていますが、なぜ支援をしようと思われたのでしょうか。

ITというのは、発想力やアイデアが大変重要です。夢絵コンテストに応募された作品には、そういった発想力、アイデアに溢れていると感じます。だから支援しようと思いました。

また、これからプログラミングが小学校でも必修となる時代になります。そのような社会背景からも「子どもたちにITを好きになってもらいたい。」という思いがあります。今の子どもたちはスマートフォンやパソコンを使うことに抵抗はなく、ゲームをするにも大人より子どもの方が慣れているということもあります。でも、それが「ITが好きだ」ということに結びつくかというと違うと思います。それよりも、子どもが動く車のおもちゃを見て、「何で動くのだろう?」と想像力を働かせることで、「作ってみたい!」「自分でも動かしてみたい!」と新しい発想が生まれ、ITへの興味や関心が高まっていくのではないかと思います。

--- 夢絵コンテストの運営には、貴校の学生がボランティアとして多数参加されているのですよね。学生たちの様子をみていて感じることはありますか。

ボランティア活動を経験した学生たちは、「一人で考えるのではなく、チームで協力することの大切さを学んだ」「学校生活では経験できない仕事がたくさん経験できた」など、新たな自分を発見し、これからに生かしたいという気持ちを持つようです。

最初は、学校側から学生に対してボランティアに関する情報を発信していましたが、今では活動を経験した学生から後輩へその思いや情報が伝わっていき、参加してみようと思う学生が増えているようです。当校の企業サポーター賞も、ボランティア活動を通じてコンテストの様子を間近で見てきた学生たちが選んでいるんですよ。

大人が思いつかないような発想をできるのが、小学生の力です。学生たちは自由な発想、多くのアイデアを作品から吸収する機会にもなります。夢絵コンテストを通して、学校で学んだことを自分の力として身に付けていけます。さらに、これらの活動は一人ではできない。仲間と協力することで実現していく。これらは、この活動に参加することで学べ、成長していける醍醐味ですね。

 

--- 最後に夢絵コンテストに参加する子どもたちに伝えたいことを教えてください。

夢をもってほしい。皆さんもテレビで、戦隊ヒーローが腕時計のようなものに話かけると変身する場面を観たことがあると思います。私も幼い頃に観ていましたが、子どもながらに「こんなのあり得ない」と思っていました。でも今、ウォッチタイプの端末でメールが打てたり、電話ができたり、人の言葉にも反応できる世の中になっています。あり得ないと思っていたことができるようになっているのです。

この夢絵コンテストの作品を見てもたくさんの夢が描かれています。夢があれば明るくなります。明るい未来があれば、こんなことをやってみようと目標がもてます。ぜひ、夢をもち続けてください。実現することはそう遠くはありません。

 

企業情報

情報科学専門学校
http://isc.iwasaki.ac.jp/

第22回 かながわ夢絵コンテスト 情報科学専門学校賞
第21回 かながわ夢絵コンテスト 情報科学専門学校賞

 


 

本取材は、株式会社キャリパスとNPOこどもネットミュージアムによるインターンシップ研修において制作いたしました。
(取材:2018年8月)