こどものみらい応援隊 | 株式会社ノジマ

SUPPORTER INTERVIEW

株式会社ノジマ|こどものみらい応援隊

強みは “コンサルティングセールス”

--- ノジマと聞くと、家電量販店のイメージがとても強いのですが、どんなことにこだわって仕事をしているのか教えてください。

ただ家電製品を販売するだけではなく、最先端の機器を普及させ、たくさんの人に知ってもらうことを通して、社会の発展や生活を今よりも豊かにしていきたいという思いをもちながら販売を行っている会社です。

その中でも特にこだわっていることが、“コンサルティングセールス”です。「家電量販店」という言葉を聞くと、ガンガンくるような押し売りや強いセールスをされるというイメージをもたれている人が多くいると思います。しかし、来店されるお客さまの生活環境や求めている商品などはそれぞれ違いますので、そのような強いセールスをする接客ではなく、お客さまのニーズをしっかりと汲み取って、一人ひとりにあった商品を提案できるような接客をすることを常に心掛けています。

 

  

--- 「一人ひとりにあった接客」をするためにどんな取り組みをしていますか。

この業界には、製造メーカーから派遣されてくる販売員がたくさんいます。しかし、その販売員が家電量販店で接客をしてしまうと、派遣元の商品を提案することになってしまいます。そうすると、お客さまの本当のニーズに合った商品の提案ができなくなり、当社が心掛けているコンサルティングセールスではなくなってしまいます。そこで当社では、業界で唯一となる“販売員を全員当社の従業員”にして接客をしています。この取り組みをすることで、従業員がお客さまの立場に立って商品を提案できるようになります。従業員全員が、しっかりとお客さまのニーズに合わせたコンサルティングセールスができるように、当社では教育研修にも力を入れています。

 

大きな“夢”をもって

--- かながわ夢絵コンテストを支援している理由はなんですか。

子どもたちは、この先の社会を作っていくことができます。わずかかもしれませんが、その子どもたちの成長やこれからの将来の可能性に少しでも寄与できればいいなという思いがあります。このコンテストはただの「絵」のコンテストではなく、子どもたちが想像をする未来の世界を描いた「夢絵」のコンテストだと聞いています。当社においても従業員に大きな夢をもってそれぞれが高い目標に向かって努力をしてほしいと常に言っていますので「夢」という言葉がついたこのコンテストに強く惹かれ、支援をしています。

前回選ばせていただいた作品も、5年生という若さで社会に対して問題意識をもっているのがとても素晴らしいと感じました。年齢が若いとはいえ、子どもも大人と同じ社会の一員でありますから、社会に対して無関心でないところが、大人の立場からしてもドキッとさせられました。また、背景に国会議事堂を描く構図も素晴らしく、想像力や自分の表現を素直に出せているのは見ていても楽しいと感じました。

--- これからの社会で子どもたちに身につけて欲しい力とは、どんな力ですか。

考える力を大切にしていって欲しいです。今の世の中は様々な変化がとても速く、分かりやすい成功のロールモデルもない時代だと思います。当社の業務でも、お客さまが100人いたら、100通りの生活環境や求めているものがあるため、その時々でお客さまのニーズに合わせたベストな商品は何なのかを自分で考えなくてはなりません。そのため、たとえ偏差値は高かったとしても、誰かに答えやマニュアルを求めるような人材は困ってしまいます。だからこそ、答えのある問題を解くだけではなく、「どうしたらいいのだろう」や「何でうまくいかないのだろう」など、答えを求めていくプロセスが大切になってきます。

また、考える力を身につけるのと同時に、分らないことを調べてみようという意欲や、考えてみようとする向上心、物事を調べる探究心というのも養っていけると良いですね。

 

企業情報

株式会社ノジマ
http://www.nojima.co.jp

 第22回 かながわ夢絵コンテスト 株式会社ノジマ賞

 


 

本取材は、株式会社キャリパスとNPOこどもネットミュージアムによるインターンシップ研修において制作いたしました。
(取材:2018年8月)